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新鮮だからこそ味わえる素材本来の旨味 | |||
【コハダ】・【玉子】・【マグロ】と、素材の良し悪しを見極める目と、その素材を活かす丁寧な職人技に圧倒されつつ、厨房内にふと目を落とすと、何やら大きな水槽を発見! 「中を見たいかい?」と、中村社長。 「是非、お願いします。」と伝えると、中村社長はそっと水槽の蓋を開けてくれた。 中には、シコシコとした歯ごたえ&甘味のホッキ貝やコリコリ食感のツブ貝(右上写真左)、ぷりっとした身・旨味・甘味・脂が絶品のヒラメ(右上写真中央)、噛めば噛むほど味が広がる大きなアワビ(右上写真右)が、出番を待って元気に暴れていた。 「貝類は、新鮮なものを味わってほしいので、お客さんの注文を頂いてからさばいているんだよ。」と、中村社長。 水槽の中を見る限り、ここはまるで市場。 貝類はこの水槽の中で、私達の前に現れるまで元気いっぱい生きているのだ。 |
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と、ここで「せっかく来たんだから、ウチの大トロを食べていきなさい!」と、中村社長。(なんという粋な計らい!!ありがとうございます!!) 「えっ?いいんですか?」とか言いながら、ちゃっかり席に着く私達北海道グルメタウンネットのスタッフ。 「へいっおまち!」と、目の前に出されたのは、滅多に口にできない「大トロ」(右上写真)。 |
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この舌触り、食感、旨味、とろけ具合は、これぞ大トロ!という感じ。 あれだけ醤油に脂が散ったのに、脂っぽさは全くない。 |
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大トロは、たくさんは食べられませんが、この口の中で溶けていく感じはやみつきになりそうだ。 自然と会話も弾み、お腹も心も大満足! 「出前に比べて、店内で食べる寿司のシャリはおよそ半分。これは、ネタの旨味を十分楽しめるようにというのと、ご飯でお腹いっぱいになることなく、様々なネタを堪能できるように、という思いからだよ。」と、中村社長。 寿司にまつわる話は尽きない。 |
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故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る | |||
中村社長は、吟味して仕入れた魚介類を鍛練された技術で、より良い状態へと調理していく【仕込み】の奥深さを私達に見せてくれた。 ネタケースに並ぶまで、これほどまでに手間がかけられていたとは驚きだ。 一つずつ愛情を込めて仕込んでいく様子を目の当たりにし、さらに寿司が好きになったような気がする。 今後、寿司店に入るたびに、今日のことを思い出すだろう。 食べたいネタを食べたい分だけ食べられるのが、寿司の良いところ。 そして寿司店に行ったならば、ぜひカウンター席へ。 レストランや他の和食店と違って、目の前で熟練の職人さんが寿司を握る贅沢、職人さんや隣り合わせたお客さん同士で楽しむ粋な会話は、カウンター席ならではの醍醐味だ。 「我々は、お客様の雰囲気や会話の中から、まず何を握ろうかイメージしたり、そのお客さんの好みや体調などを判断して、最も喜んでくれるであろうネタを出していきます。“そうそう、これが食べたかったんだよ”と、言ってもらえると何か嬉しくなるね。我々の仕事は、今日の仕込みで分かってもらえたと思うけど、同じネタの仕込みでも同じ仕事をしてはいけない。そして、これは仕込みに限らず、職人の道を進む者に言えることなんだ。親の代から築いてきた伝統を守ることはもちろん大事だが、守ってばかりいてはだめ。改革なくして、伝統は守れないと思うんだよ。店内に【温故知新】の額(右下写真)を飾っているけど、“過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらく”というこの言葉が、まさにそれを物語っていると思うね。これからも、いろいろなものに興味を抱き、常に新しい変化を求めていこうと思うよ。また、小さい頃から父親の後ろ姿や厨房を見て育ち、この道に入ったけど、常に心にあるのは両親の言葉である【おもてなしの心を忘れない】ということ。これは客商売をする者にとっては当たり前のことだけど、だからこそ大切にしていかなければいけない言葉だと思うね。まっいろいろ語ったけど、とにかく気軽に寿司店に来てほしいと思うよ。家に帰って来るような感じでね。我々も家族を迎える気持ちで待っているから。」と、中村社長。 中村社長の笑顔の向こうには、確かな誇りと自信、そして優しさが透けて見えた。 |
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心温まる空間で、素材本来の一番美味しい瞬間を味わえる贅沢。 そこには、寿司好きのお客さんのために、旨い寿司を創る努力や工夫を怠らない職人さん達の姿があった。 また、丁寧な仕込みが、そのままお店の味や雰囲気に現れていることも解かった。 これからは、先代からの伝統を守り続けていること、そしてたゆまぬ努力や研究を続ける姿勢に敬意を表し、また超一流の寿司を味わえることへの感謝の気持ちを忘れずに「おたる政寿司 すすきの店」での食事を楽しみたいと思う。 しかし、「かしこまる必要はないんだよ。気軽に来てよ。」という、中村社長の言葉通り、今度伺うときは「ただいま〜!」って入っていきたいものだ。 “どんなコースがあるのかな?”、“来週、宴会を開きたいんだけど空いているかな”と、思ったあなたは【予約はこちら】をクリックして下さい。 また、お得な特典がいっぱいのクーポンもご利用下さい。 |
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